商品企画担当：私は入社3年目なのですが、開発をスタートしたのは入社1年目で、ボディウエアの部署に配属されてすぐに取り組み始めました。私自身が大きめバストをコンプレックスに感じていて、下着選びにも悩んでいたんです。オルビスは化粧品会社ですが、下着もイチから企画して独自商品を作っているので、「最高の大きめサイズの下着を、自分で企画して作ろう！」と思いました。

自分と同じような悩みを抱えている人たちを救いたいと思い、「グラマラスリムつくり隊」を立ち上げ、大きめバストの方々の声を集めるところから始めました。悩みを聞いてみたところ、なんと6,000人以上、述べ14,000件以上の声が集まったんです！こんなにもたくさんの人が私と同じ悩みを持っているんだ！と驚き、集まった声をひたすら読み込み、試作品を試着する座談会も実施して、商品作りに活かしていきました。

商品企画担当：まずは原型づくりからスタートしました。しかし、なかなか理想のカタチができなかったんです。原型を作るデザイナーさんと何度も打ち合わせを重ねましたが、行き詰ってしまったことも。そんなときは別のデザイナーさんにアドバイスをもらうために、京都まで出向いたこともありました。目の前で服を脱ぎ、「ココが当たって痛いんです！」と、本物の大きめバストで説明したんです（笑）。納得できる原型を作るためには、服を脱ぐことも厭わなかったです。

努力の甲斐あってその後は問題点が改善され、理想のカタチに近づいていきました。とはいえ、微調整を繰り返したので、最終的には13 パターンも試作品を作りました。

商品企画担当：「新グラマラスリム」は、カップ部分を薄くしているのもこだわりポイントです。原型のパターンがしっかりしているので、カップを薄くすることができました。大きいサイズのカップは、バストを支えるために厚くて硬いものが多いのですが、それが着け心地が良くない原因にもなっているんですよね。

バストのカタチは人それぞれですし、大きいサイズならではの悩みとして、左右のバストの大きさが違う人も多いんです。薄めのカップなら、バストのカタチに合わせて包み込んでくれるので、着け心地がぜんぜん違うんですよ。

商品企画担当：それまでもキクラボメンバーから送られたたくさんの声に支えられてきましたが、試着会で「フィット感が今までと違う！」と目の前で喜んでいただけて、本当に嬉しかったです！キクラボメンバーの皆さんの声がなければ、ここまでたどり着けませんでした。

また、試着会は東京で1日のみの開催だったので、場所やスケジュールの都合で参加できなかった方から、「参加したかったのに残念です」との声を本当にたくさんいただきました。試着したくてもできなかった方々にも試していただけるように、ご自宅でお試しいただける商品体験モニターを募集する企画を考えています。今後、モニター募集を行いますので、たくさんの方のご応募をお待ちしています！

商品企画担当：つまづいたり、ツラくなったりしたこともあったんですが、そのたびに声を読み返して、元気をもらっていました。開発段階で実施したアンケートの結果や座談会の様子をレポートして、また皆さんから声をもらう、ということを何回か繰り返しましたが、どんどん声が増えていって驚きました。揺れや肩こりが気になること、下着が合わず不快感があること、それらは大きいバストだから仕方がない、と受け入れてしまっていたけど、改めて他のメンバーの声を読んで「私もそう！」「あるある！」と、今まで見て見ぬふりをしてきた想いがあふれてきたんですよね。

何としても、皆さんの声に応えなくては！と、決意を新たにしました。

カタログ担当：9月の発売に向けて、カタログやWebサイトの構成、デザインを進めています。もうすぐ撮影もありますよ。